従来から受付で利用されてきたビジネスフォンに代わってタブレット型の受付システムが注目されています。受付システムは月々(または年間)の利用料を支払うことでシステムを利用することができますが、実際にどれくらいの利用料金がかかるのでしょうか。
ここでは受付システムを導入するかお悩みの中小企業向けに、それぞれの受付システムの利用料を比較し、どの受付システムを導入すれば良いのか、その答えを導き出すためのヒントをお伝えします。
受付システム導入時にかかる初期費用
初期費用は0円~数百万円まで導入する受付システムによって変わります。受付システムではiPadや受付ロボットを使用するので、所持していない機器を使用する場合はそれぞれの機器の購入費用がかかり、Wi-Fi環境がない場合にはWi-Fi環境構築費用もかかります。例えば、「らいきゃくん」や「Smart at reception」などiPadを用いた受付システムでは導入前にiPad本体の準備とWi-Fi環境が必要です。
機器に関しては販売・レンタルを行っているサービスや、Wi-Fi環境構築までトータルでサポートしているサービスもあるので確認しておくと良いでしょう。
受付システム利用時にかかる月額費用
月額費用も0円~数十万円まで導入する受付システムや料金プランによって変わります。月額費用は固定費として毎月支払うものになるので、出来る限り安く抑えたいですよね。
ここでは社員数1~50名程度の中小企業におすすめのプランをご紹介します。
RECEPTIONIST
RECEPTIONISTは現在3,500社以上の企業で利用されている受付システムで、クラウド受付システムシェアNo.1を誇ります。
電話・ビジネスチャット・専用スマホアプリ・SMS・メールで直接担当者に来客を通知でき、打ち合わせ・商談前に必ず行う日程調整もWEB上ですべて完結できるなど、豊富な搭載機能が特徴です。
10名以下の企業であれば、無料で利用できるプランもあります。
【月額費用】
スタンダードプラン
月額5,500円/50人毎(税込)
【公式HP】
https://receptionist.jp
Smart at reception
画像出典元:「Smart at reception」公式HP
Smart at receptionは音声認識や学習機能などAI機能が搭載されており、音声で受付ができるのが特徴です。呼び出し機能は名前・部署検索だけでなく電話、メール、チャットツールにも対応しており、招待状を使ったQRコードでの入退出管理もできます。ほとんどの既存のPBXに接続可能なので、導入時のPBXの買い替えは必要ありません。
【月額費用】
Basicプラン(人数5~299名/iPad1台)
22,000円(税込)/月
※通話連携利用の場合は別途オプション契約が必要
【公式HP】
https://smartat.jp/reception
らいきゃくん
らいきゃくんは中小企業向けに呼び出し機能のみに特化しており、月額利用料が3,300円(税込)と圧倒的低価格なのが特徴です。とにかく月額費用を安く抑えたい方におすすめです。リリースされたばかりの受付システムで、今後、待受時の動画配信やチャットツール等との連携が予定されています。現在は待ち受け画面のカスタマイズが可能です。
【月額費用】
ベーシックプラン
3,300円(税込)/月
【公式HP】
https://officegate.info
ラクネコ
ラクネコは、来訪者に送付するQRコード認証で直接担当者へ来客を通知でき、着信通知・ビジネスチャット・Push通知・専用アプリ通知など豊富な通知機能を搭載しているのが特徴です。Googleカレンダーとの連携が可能なので、受付予定をGoogleカレンダーに登録し、受付QRコードを来訪者へ送ることで、アポイントから受付までスムーズに進めることができます。
【月額費用】
11,000円(税込)/月~
※月額費用はご利用人数により変動するので詳しくはお問い合わせください
【公式HP】
https://raku-neko.jp
まとめ
この記事では、中小企業向けおすすめの受付システムのプランを比較紹介しました。
近年、低予算でお手軽に導入・運用できる受付システムが増えてきました。受付システムには「自社のイメージアップ」「感染症予防」「業務の効率化」「人件費の削減」など多くのメリットがあります。
受付システムによって機能や導入・運用費用が異なりますので、ぜひ自社に最適な受付システムを探してみてください。